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女子力

女子力を押し付けないで/蝶子のおしおき部屋

CUE編集室ご意見番・蝶子
 CUE編集室のメンバー。人生の荒波をくぐり抜け過ぎて、ドSキャラに。蝶子の「おしおき部屋」では、読者のお悩みに愛のムチ(?)でお答えします。


女子力上げろよ」とひと言多い上司
 職場の男性上司が、部下の私たち女性職員に対して、何かにつけて「女子力上げろよ」などと言うのでむかつきます。おしゃれでメークも爪も完璧なA先輩を持ち出しては、「Aさんを見習って女子力磨いたら」とか...いつもそんな感じです。「余計なお世話だな」と、嫌な気分になります。(20代、女性)

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 うわーっ。それは嫌ですよね!セクハラに当てはまるかどうかは分かりませんが、ハラスメントの一種だと私は思います。あなたの上司にとって、女子力が高いか低いかの主な判断基準は、服装やメークなどの「外見」が自分の好みかどうかなんでしょうね。それだけで、「女子力が高い」と言われたA先輩も迷惑でしょ。じゃあ、ノーメークで懸命にボランティア活動をしている女性たちを、あなたの上司は「女子力が低い」などと言うのでしょうか!
 そもそも、女子力の基準や定義は人それぞれで、「料理が上手」とか「気遣いができる」とか多種多様なのだと思います。だから、私があなたの立場なら、他人が勝手にイメージしている女子力に振り回されるのはまっぴらごめんです。「自分自身が決めた、自分が磨きたい力」としての女子力を大切にしたいものです。
 それにしても、「女(男)性らしさ」の呪縛から解き放たれようとしている現代社会で、なぜこんなに「女子力」という言葉が使われるのか、私自身は以前から疑問でした。最近では「女子力男子」という言葉が出てきたそうですよ。これも「美容に関心が高い男性」や「まめな男性」など、どうとでも解釈できるあいまいワードではあるものの、女子力に男も女も関係ない時代になってきたんですね。
 「女子力上げろよ」と言う上司に言ってあげましょうよ。「あなたこそ、女子力上げたらどうですか」。おっと、このコーナーがあるページも「女子力アップ」がテーマなんですよね。CUE編集室は幅広い女子力を提案しています。上司の机にわざとこのページを広げて置いてあげたらどうでしょう。よろしくて!


あなたにお薦めの本
 「女子力」を「女性として生き抜くパワー」と捉えるのなら、圧倒的な力を持っていたのが岩国市出身の作家・宇野千代さん(1897~1996年)ではないでしょうか。自伝的小説「生きて行く私」では、自由奔放に恋愛を重ね、小説家や着物デザイナーの仕事もたくさんこなしながら思いのままに生きた人生を振り返っています。自分の意思を大切に、愚痴を言わず、老いても明るく明日を楽しみにわくわくしながら生きた宇野さん。「宇野千代的パワー」なら、私も積極的に身に付けたいなとつくづく思います。

0601ワイド02.jpg宇野千代著『生きて行く私』中公文庫


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