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特集

夢をかたちに!自宅ショップ主婦

夢をかたちに、私らしく働く
自宅ショップ主婦
 近年、自分の趣味や好きなことを生かして、自宅を改装したショップやアトリエ、教室を開く女性が増えています。今回は、5人の女性に開店のきっかけや思い、そして家庭生活との両立などの話を聞きました。また、広島県内の創業支援についての最新情報も紹介します。憧れの自宅ショップを始めてみませんか。


【ドライフラワーアトリエ】Natural Craft(ナチュラルクラフト)
旬の時季の花の魅力伝えたい
 自宅ガレージを改装してつくったドライフラワーのアトリエを週2、3日のペースで開き、作品の販売や教室運営をしています。ドライフラワー作家として10年前から活動する中で、もっと花について勉強したいと思い、4年半ほどフラワーショップにも勤めました。辞めた後は自宅の一室での教室開催を経て、今のアトリエをオープンさせたのが2017年11月。花の世界ではオンシーズンに当たる時季にスタートし、いきなりバタバタと忙しくなってしまったことが今となっては反省点です。
 アトリエで作品の制作や教室運営、自宅ではパソコン作業をして...と、日々の全ての時間が仕事に割かれてしまい、家庭生活とのバランスに苦労しましたが、忙しいことは本当にありがたいことでもありますし、家族の理解にも感謝しています。ミモザなどは自宅の庭で育てているので、旬の時季に収穫してドライフラワーにするということに特にこだわっています。また、花を渡したときのお客さまの笑顔を見ると、私自身もとてもうれしくなり、励みになっています。一番美しい時季にドライフラワーとして仕上げた花の魅力を、これからも伝えていきたいです。_v1a1223修正.jpg西本 章子さん(50) 10年前よりドライフラワー作家として活動。2009年から4年半ほどフラワーショップに勤めた後、17年にアトリエ「Natural Craft」をオープン。19歳の長男は下宿、夫と17歳の次男との3人暮らし
「ドライフラワーは生花より日持ちする点も魅力の一つ。壁飾りのスワッグやリースなど、スタイルも多彩です」

naturalcraft3修正.jpg「コンクリート打ちっ放しの壁を生かして改装したというアトリエには、季節のドライフラワーがいっぱい」

西本さんが大切にしている三つのこと
●最高のドライフラワーを提供する
●お客さまとお花の楽しさを共有する
●仕事と家庭とのバランスを大切にする

_v1a1079修正.jpg〈DATA〉Natural Craft 広島市安芸区矢野東 090-7545-7458 ※住所や営業日については要事前問い合わせ



【ベビーマッサージ教室&カフェ】ベビーマッサージ&カフェ~SOPO(ソポ)
母親だからこそ伝えられること
 自宅のリビングでベビーマッサージ教室をしています。子育てを頑張るママにお疲れさまの気持ちを届けたい、自分の子どもが家に帰ってきたときにおかえりなさいと言いたいという思いから、自宅でできることを、と考えたのが最初。私自身、ベビーマッサージ教室が子育て中の支えになったこともあり、資格を取って開業しました。
 やりたくて始めた教室なので毎日が楽しく、やりがいをいつも感じます。私も夫も好きなことを仕事にしているので、2人の子どもには両親の姿を見て働く楽しさを知ってもらえたらと願っています。教室では、同じ母の立場だからこそ伝えられることを大切にしていて、「教室で学んだことが家族のためになった」と生徒さんから聞くとうれしいです。教室で一緒の時間を過ごしてきた赤ちゃんは、私にとっては親戚のような感覚。陰ながらママと一緒に成長を見守りつつ、子育て中のママの癒やしの場がつくれるよう、私自身も成長しなければと思っています。_DSC3029修正.jpg天野 佐穂子さん(40) 保育士や幼稚園教諭として働いた後、出産を機に退職。自身の子育てを経て改めてママと関わる仕事をしたいと、2011年「ベビーマッサージ&カフェ~SOPO~」をオープン。夫、12歳の長男、8歳の長女との4人暮らし
「ベビーマッサージ教室に始まり、今では食育を考えた料理教室も行っています」

sopo3修正.jpg「ベビーマッサージ後は、天野さんお手製のスイーツでカフェタイム。ママにとっても至福のひととき」

天野さんが大切にしている三つのこと
●日々に感謝する
●今、目の前にいる人との時間を大切にする
●思いを言葉できちんと伝えることを意識する

〈DATA〉ベビーマッサージ&カフェ~SOPO~ 広島市西区井口2-3-15 082-961-5695



【カフェ&ギャラリー】music + art gallery HummingBird café(ハミングバードカフェ)
子育て中の方が挑戦したいことが増えた
 音楽を楽しめるカフェ&ギャラリーを運営しています。ウクレレ、アート、二重焼き、自分が好きなこの三つの魅力を伝えたいという思いで開業しました。オープンまでに大変だったのは自宅の改装。寝室やクローゼット、納戸をつなげればスペースが取れると考えてリフォームしましたが、構造上、柱を抜くことができなかったんです。ですが今ではその柱がアーティストにサインを書いてもらう場所になり、わが家の家宝となっています。
 開業後に娘を授かり、営業日を週5日から週3日にして子育てと並行しながら営んでいます。出産後の方が子ども連れのママに多く来ていただけて、より思い描いていた店になっていると実感しています。それに、お客さまから、娘が店のムードメーカーだと喜んでもらえていることもうれしいです。出産前より営業日は減ってはいますが、今の方がやってみたいことが増えています。店から広がっていく縁を大切に、これからも多くのことに挑戦したいですね。hummingbird1修正.jpg孝田 恵子さん(44) 式場やカフェの新規立ち上げに携わるなど冠婚葬祭業界で勤めた後、2012年「HummingBird café」をオープン。夫と4歳の娘との3人暮らし。ウクレレアーティスト「こうだfusai」としても夫婦で活動中
「ワークショップや体験教室など、お客さまが興味のあることを体験できる機会を増やしたいです」


_DSC2759修正.jpg「(写真左から)ハミバブレンド珈琲、手作りクリームが自慢のクリームまんじゅう、きまぐれまんじゅう(日替り)」

孝田さんが大切にしている三つのこと
●お客さまが帰るときはお見送りする
●忙しくても娘と目を合わせて話す
●自宅と店で気持ちを切り替える

hummingbird3修正.jpg〈DATA〉music + art gallery HummingBird café 広島市中区舟入幸町11-2 082-295-7743



【洋裁教室】てくてくソーイング
子どもの声を聞けるのが自宅の魅力
 自宅の一室で洋裁を教えています。東京での子育て中、洋裁を学びたい気持ちと「手に職をつけなさい」という父の昔からの言葉が心の中で大きくなり、教室や通信教育で勉強して資格を取得しました。広島へ戻った後、子連れのママも気軽に通える教室を目指して自宅で開くことに。キッズスペースを設け、ママが目の届く範囲で作業できるようにしています。みんなで洋裁や子育てのことを話して心穏やかに帰られるママを見ると、やって良かったなと思いますね。
 1階に教室があるので、私自身も学校から帰ってきた子どもの声を必ず聞けるのが自宅で働く魅力だと感じています。子どもが2人とも小学生になり、仕事ができる時間も増えました。長く通う生徒さんは、「服を作る」から「作った服を売る」と目標がステップアップしています。それぞれの希望をかなえられるよう、私自身もまだまだ勉強を重ねたいと思います。tectec1修正.jpg国政 公美さん(36) 東京で結婚、出産の後、趣味として楽しんでいた洋裁の資格を取得。2011年に地元である広島へ戻り、12年「てくてくソーイング」をオープン。夫、9歳の長男、7歳の長女との4人暮らし
「やりたかった地域貢献の活動も始めました」

国政さんが大切にしている三つのこと
●生徒さん一人一人の希望に沿う
●習ったものが「自宅でも作れるように」を心掛ける
●家族を優先して働くペースをつくる

tectec2修正.jpg〈DATA〉てくてくソーイング 広島市佐伯区海老園1-10-57 090-7772-1040



【雑貨店】LEMON THYME(レモンタイム)
ワクワクする気持ち忘れずに
 庭につくったプレハブで、毎週水・木・金曜に雑貨店を営んでいます。週1回、リビングに商品を並べて営業するというスタイルを2年続けた後、当時空いていた和室を使って週4回営業するようになりました。実は2009年ごろ、一度店をやめようかなと思ったタイミングがあるんです。そのときに支えられたのは、作家さんからの「新しいことに挑戦してみようよ」、夫からの「プレハブをつくって店を続けてみたら」という言葉でした。自分一人で行う形の店だと、きっとここまで長く続けることはできなかったと、感謝の気持ちでいっぱいです。
 子育てなどの環境に合わせて形を変えて15年続けてきた今も、試行錯誤することはもちろんあります。ですが、常に自分の興味のあることを追求してワクワクする気持ちを忘れずに、これからも店に立ち続けていきたいですね。lemontime1修正.jpg杉本 美紀さん(56) 趣味の雑貨店巡りとトールペイントを生かし、2003年に「LEMON THYME」をスタート。30歳の長男、28歳の長女、21歳の次女は独立。現在は夫との2人暮らし
「品ぞろえは、その時々の好きなことが反映されていて、今は多肉植物が充実中です」

杉本さんが大切にしている三つのこと
●作家さんとのつながりを大事にする
●自分の好きなことをとことん追求
●家は「くつろぎの場」を前提に店づくりを

lemontime2修正.jpg〈DATA〉LEMON THYME 広島市西区己斐中1-12-24 080-1913-1873



活用しよう 創業支援
 自宅ショップに興味を持っても、資金のことや準備など、分からないことがたくさんあるかもしれません。そこで、気軽に相談できる窓口を紹介します。

まずは気軽にウェブで ひろしまスターターズ
 広島県が運営する、創業に関する情報を集約させたポータルサイト。「やりたいことを探す」ところから創業後に必要な情報まで、分かりやすくまとまっています。先輩創業者のインタビューやコラムも読み応えあり。top修正.jpg広島県商工労働局イノベーション推進チーム 082-513-3357

創業前後の相談 広島商工会議所
 創業準備の進め方、資金面やビジネスプランなどについて、無料で相談ができる窓口があります。経営や会計についても専門家の無料相談を利用できるため、創業後に上手に活用していくとよいでしょう。
広島市中区基町5-44 082-222-6691

同じ気持ちを持つ人と交流 イノベーション・ハブ・ひろしま Camps
 さまざまなことにチャレンジする人が集まるイノベーション創出拠点。セミナーやワークショップなどが定期的に行われ、直接話を聞く機会をつくることができます。カフェのような訪れやすい空間もポイント。
広島市中区紙屋町1-4-3 エフケイビル1階 082-207-3335

利用しました!naturalcraft1修正.jpg実際に開業した方の思いを聞きたいと思い、パン販売店と書店のオーナーさんが対談するイベントに参加。店を持つことの考え方やエッセンスを、自分のアトリエづくりの参考にしました。(「Natural Craft」西本 章子さん)