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特集

衣類の染み すっきり(1/3)

プロが伝授!
正しい染み抜き法
 服に付いた染み、どう処理しますか。自分でやってみて余計取れなくなったり、生地が傷んだりした経験はありませんか。染み抜きの専門家に、染みの性質や自宅での処理法を聞きました。服の染みを一掃して、衣替えの秋に備えましょう。

教えてくれた人
1.jpg小柴クリーニング
繊維製品品質研究室 室長
北村 竜一さん

早めの処理 心掛けて
 染みをきれいに取るには、性質を理解し、適切な対処をしなければいけません。染みが衣類に付いてどれだけ時間がたったかも重要です。付いてすぐだと水洗いで落ちたのに、放っておくと頑固な染みになる場合もあります。
 時間の経過による染みの変化は三つに分けられます。まずは「酸化」。衣類の汚れと酸素が化学反応を起こして変色する現象で、汗の付いた夏の衣類の黄ばみなどがその一例です。次に「物質の凝固」。血液や牛乳などタンパク質を含む染みは、時間の経過とともに物質が固まって落ちにくくなります。最後に「繊維への定着」。汚れはどんどん繊維の奥へ入り込んでいきます。色素の強い汚れだと繊維を染めてしまい、落とすのが非常に厄介になります。染みに気付いたときはその日のうちに処理するよう心掛けましょう。

<処理のオキテ>
その一、その日の汚れその日のうちに
その二、洗濯表示と素材を確認して、自宅で処理できるかを判断
その三、衣類は優しく扱う

<必要な道具>
2.jpgへら
3.jpg洗面器
4.jpg酵素入り洗濯洗剤
5.jpg汚れてもいいタオル

※染み取りの用途に応じて準備
6.jpg粉末酸素系漂白剤
7.jpgクレンジングオイル

自宅での染み取りに関係する洗濯表示記号
8.jpg

自宅での種類別難易度
 染み抜きの難易度を種類別、素材別に表にしました。処理をする前に確認しましょう。
9.jpg 染みが水で溶けやすいタイプで、難易度は低いです。付いてすぐであれば水洗いだけで落ちることも多く、普通に洗濯するだけで十分な場合もあります。ただし、1日以上放置して酸化した染みや、コーヒーやワイン染みのように色素が濃いものは漂白処理が必要になる場合があります。

10.jpg 油に溶ける染みで、油を使って落とすのが基本です。水溶性の汚れより頑固で、難易度は高くなります。水洗いに加え、洗濯洗剤やクレンジングオイルを使って処理します。特に食べ物の油染みは水溶性の染み同様、時間がたつと酸化し漂白が必要になるので、早めの処理が大切です。

11.jpg シルクはタンパク質でできた繊維です。タンパク質から食べこぼし(タンパク質)を取り除く処理をすると繊維が傷む可能性があるので、強い漂白処理などができません。ウールなど動物繊維は水洗いで縮む恐れがあります。無理に自分で処理せず、専門業者に依頼しましょう 。


(特集2/3)はこちら

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